Weather Warsの日本語版    This Japanese version of Weather Wars was translated from Scott Stevens'
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レーダーの画像

 

2004年10月

それでは、衛星画像から始めてみよう。

 

本文に入る前にレーダーについての予備知識から始めましょう。どちらかというと、私(訳者)のための基礎講座のようなものです。とりあえず、レーダーの分析結果の種類と用途です。きっと日本語でも何かあるのだと思いますが、レーダーで検索すると兵器としてのレーダーとかステルスの説明ばかりがヒットするので、原文にあるとおり Base Reflectivity Scanで検索してみました。以下は、NOAAのNational Doppler Radar Sitesというページからの抜粋です。

http://www.crh.noaa.gov/radar/radinfo/radinfo.html

基礎反射率(ベースリフレクティビティ) Base Reflectivity
これは、反響の強度(反射率)をdBZ(Zは、レーダーに跳ね返ってくるエネルギーを意味し、ZのデシベルのことをdBZと言う)で測定する。反射率とは、送信した出力がレーダー受信機に返ってきた総量のことである。ベースリフレクティビティ画像は、アンテナの様々な異なる仰角(傾斜)で使用可能で、降雨の探知や嵐の組成の評価、大気の境界を確認したり雹の潜在性を測定するのに使用される。

合成反射率(コンポジットリフレクティビティ) Composite Reflectivity
これは、レーダーの全レンジにおける、あらゆる仰角からの最大反響強度(反射率)を表す。この結果は、全反響における最高の反射率を明らかにするために使用される。ベースリフレクティビティと対比すれば、コンポジットリフレクティビティは、重大な嵐の組成の特徴や強度、嵐の方向を明らかにすることが出来る。
単位時間降水量 One-hour Precipitation
これは、1単位マス1.1海里(1海里=1.852Km、1.1海里=2.0372Km)に関する推定時間降水量の累計画像だ。この結果は、射流洪水警戒、都市の洪水警報や臨時気象警報に関する降雨の激しさを見極めるのに使用される。
暴風雨全降水量 Storm Total Precipitation
この画像は、直近の単位時間降水が中断して以来、連続的に更新された降水量の予測累計である。この結果は、都市部、農村部における洪水の可能性を確認するために使用される。

 

 

2004年10月17日22:30Z
巨大な平行四辺形の開口が、グレートソルトレークを横切り、アイダホ州南部にまで達しているところに注目されたい。大きく晴れ渡った四角い領域に雲は無く、降雨の見通しは全く立たない。にわか雨と予測した日の大誤算である。

 

 

基礎反射率1 2004年10月17日 22:35Z 現地時間、午後4:35スキャン
これは、上述の衛星画像と比較した場合、15分後の状況だ。地上にそれほど多くの降雨は見られない。雨は格子の列に並んでいる。我々は、自然な状態よりも、さらに多くの不自然な力が気象に働いているのを、見分ける力を身に着けねばならない。それは、我々を取り巻く運用中の気象世界を理解するための、実例の変化を決定づける。

 

 

合成反射率 2004年10月17日 22:30Z 現地時間4:30スキャン
この走査は最も明るい反響を含んでいる。付加的なデータ若しくはレベルは、四角い形状を見つけ出すのを容易にする。
...

スカラーのサインを雲の中に発見することは、実に簡単である。どれほどのそれら形状が雨や雪へと形を変えるのかを見積もり、この壮大なプロジェクトのもう一つの部分を理解する。雲と同様に雨が降ることを許された熱い区域と、そうではない他の区域がある。過去1年に渡り、目立つ暴風雨が北部ロッキーの至る所で作用したが、まだ期待に敵うだけの雨量は得られなかった。そして干ばつは継続している。これら暴風雨の事後分析の傍ら、湿気が中層又は上層雲の上面だけではなくどんな中ででも、液化することを認められない箇所である、激しい雨又は雪の遮蔽体が単に大きく四角い、又は半円の空間であるというかなりの部分が、はっきりそれとわかる。昨年5月28日のある暴風雨は、かなり暖かい雨の遮蔽体の移流となって、ほぼ完全にスネークリバープレーンを一掃した。暴風雨の潜在力の半分以上は、我々から盗んだ物だ。これら暖かい、赤外線ホール【原文IR holes】と私はそれらを呼ぶことにしたものは、合成反射率及び基礎反射率1の偏向走査の下で見事な姿を見せる。それらを見てみよう!

【The Snake River Plain スネークリバープレーン
アイダホ州南部の平原、火山活動が現在も続いている。東部と西部に分かれており、地質的にも両者は異なるらしい。】

現実に雨が地上に到達していると見られる、具体的な衛星のサインと調和の取れた、これから行われるべき多くの作業がある。さらなる時間と協力者があれば非常に有り難い。

【原文 interns は、見習いとか研修生とかに用いられますが、恐らくは多くの資料の分析に助手として働いてくれるような人が欲しいのだと思います。しかし、手伝って欲しいのに「さらなる時間と見習いがいれば有り難い」なんて我々には馴染まないので、単に協力者としました。でも本当に、米国ではそんな風に言うのでしょうか?確かに何でもハッキリと言うお国柄なので見習い募集とかもありそうな気はしますけど。】

 

 

 

 

2004年9月19日、日曜日の夕刻 山岳部時間 午後7:26、アイダホ州東部
群を抜いて強力な暴風雨が、北部ロッキーを横断したこの日の降水量は、暴風雨の潜在能力と比較すると約1/5であった。理由は、レーダー画像を見れば一目でわかる。160Kmから200Kmの広い雨の帯域が、より小さくより微弱な32Km程の雨の区画の領域を伴って、何になるべきであったのか。これは盗まれた降雨だ。また、目立つ重大な暴風雨は正常になるまで減少させられ、何になるはずであったのか。標準からの3つのばらつき、これが暴風雨に発生していることだ。それはあまり注意を惹きつけはしないが、いつでも起こり得るのである。

 

 

これは私が殆ど仕事をしなかった地域の画像だ。レーダー画像を保管するのは、紛れもなく最悪の作業だ。保存の過程を簡素化できるまで、私のエネルギーは別な方向へと向かう。多くの仕事が完了されるのを待っている。

 


 
 
 
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日本語サイト製作 The Horizon    翻訳 Cheapie JPANGS